0円ソーラーパネルって正直どう？
本当にタダ（無料）な訳ではないことは知っているけれど、
実際はどんなものなのか？
最初に初期費用を払うよりも、コスパが良いのなら利用したい。
そんな疑問を抱いている方に向けて「0円太陽光設置」について深堀りしてきていきます。
結論「0円ソーラーパネルは初期費用と変わらない」
0円ソーラーパネル（太陽光）は、リース（月々に支払うお金）契約であることが多く、
契約満了（10年～20年）までをトータルして金額を足すと、初期費用でドカっと支払う数百万のお金とほぼ変わらないか、お高めになることが多いです。
太陽光のローンを組んでいる状態と考えても過言ではないでしょう。
0円太陽光の仕組み
「0円」とうたう太陽光設置業者には、
「リース契約」と「PPA契約（パワー・パーチェス・アグリーメント）」というものがあります。
リース契約
ソーラーパネルや周辺機器の所有権はリース会社にあり、ユーザーは契約期間中、一定の料金を支払って設備を利用します。契約期間は一般的に10～20年程度で、その期間中に得られる電力をユーザーが使用します。契約終了後には、所有権がユーザーに移行する場合もありますが、その詳細は契約内容により異なります。
PPA「パワー・パーチェス・アグリーメント」
ソーラーパネルは設置業者や電力会社が所有し、ユーザーは発電された電力を一定の価格で購入する形になります。ユーザーは初期費用を負担しませんが、設置されたソーラーパネルで発電された電力を、決められた価格で長期間にわたり購入する義務があります。
特に住宅用太陽光のPPA（屋根貸し契約、10kw以下）はFIT価格（売電時に得られる収益）が年々、下落しているため取り扱っている会社がほぼ無くなっていがちです。
なので、現在では「リース契約」が主流となっており、そんな会社が「初期費用0円」「0円ソーラーパネル」とうたっている場合がほとんどです。
「ホントは見せたくない！」0円太陽光の最終価格を計算して比較
弊社（さいたまの太陽光：明興電気）が過去に問い合わせしてくださったお客様の見積り事例と、0円太陽光で契約されたお客様を比較して、わかりやすく金額面を比べてみます。
太陽光パネルのみ
Ｓ様邸：太陽光パネル5.0kwを積載。初期費用を支払った場合：200万円
E様邸：0円太陽光で約4.7kwを積載。15年のリース契約を満額支払った場合：174万円
太陽光パネル+蓄電池
Y様邸：太陽光パネル2.89kw + 蓄電池9.8kw を設置。
初期費用を支払った場合：394万円T様邸：太陽光パネル9.6kw + 蓄電池9.8kw を設置。
15年のリース契約を満額支払った場合：502万円
※個人情報保護のため条件や詳細は伏せてあります。
実際に問い合わせ頂き、お見積りしても、現地での設置条件やパネルメーカーによっては金額が上下する場合があり、あくまで一例です。
設置条件と積載するパネルの枚数によって、なかなかピッタリ比べることは難しいですが、
金額面だけを比較するとほぼ変わらないことがわかるのではないでしょうか？
0円ソーラーパネルはどんな人向け？
0円太陽光のメリットは初期費用に大きな金額を動かさないことがメリットですが、
10年～20年の長期契約かつ途中解約の場合には違約金が発生してしまいます。
会社によっては後からの電力プラン変更や、最初に太陽光パネルのみをつけたけれど、
増設したり、蓄電池を他の業者につけてほしい時に制限がかかることがあります。
営業マンのトークだけでなく、契約内容をきちんと見て10年～20年後も考えられる方向けに
おススメかと思います。
「0円太陽光でない」初期費用で一括型のメリット
0円ソーラーパネル（リース契約）でなく、
初期費用でドカッ一括型のメリットにも触れておくと以下の通り。
・FIT契約（固定買取制度）もしくは補助金制度を選べる。
・後からの電力プランと変更に自由が利く
・工事とアフターサポートの面で有利
FIT契約（固定買取制度）もしくは補助金制度を選べる。
0円ソーラーパネルの場合、仕組上FIT制度を必ず使用している場合が多いです。
※弊社（さいたま市の明興電気）でも、FIT制度と補助金は併用できない場合が多いので、
最終的に電気代をお安くしていくためにFIT制度の方をお勧めしております。
あらかじめ考えがあって補助金を利用したい！と思っている方は、0円ソーラーパネルよりも、
初期費用型（一括でお支払い）の方を選択すべきでしょう。
後からの電力プランと変更に自由が利く
10年の間に「蓄電池を設置したい」「屋根を改修する必要が出てきた」などのことがあるかもしれません。
後から蓄電池を設置する場合、契約している0円太陽光会社から指定の蓄電池と設置業者をお勧めされることが多いですが、自分で自由に選びたい場合、制限されることになります。
また、あまり無いことかもしれませんが既に屋根を改修したり、その関係でパネルをどうにかしなければならない場合、その点も制限されたり、違約金を支払わなければならないことも念頭に入れておかなければなりません。
その点、初期費用で一括型は、屋根も太陽光も自分のものなので、何をしようとも、誰からもウルサク言われないことがメリットですね。
工事とアフターサポートの面で有利
0円太陽光をうたう会社さんは、全国規模で行っているぶん仕組上、工事やメンテナンスを自社一貫体制ということが難しく、協力業者にお願いしていることが多いです。
その点、弊社「さいたまの太陽光：明興電気」では、自社で販売から工事、アフターサポートを行いますので、なにかあれば実際に工事した人が状況を把握できるので、有利に立てる部分です。
もちろん、自分でお付き合いのある業者さんを選ぶことも可能です。
まとめ
ここまで「0円ソーラーパネル」という切り口で「価格面のこと」と「初期費用で一括お支払い型のメリット」を共有できたかと思います。
埼玉県に在住であれば、ぜひ弊社のことがわかる資料をお送りいたしますので以下のリンクよりお問合せください。